【伊藤恵康(著)南江堂】
肘関節は肩と手を繋ぐ重要な器官であり、上肢(腕)において肘を曲げる事で口元まで物を近づける、肘を伸ばす事で遠くの物をつかもうとする(リーチ動作)など肘の動きには可動性と安定性が不可欠です。
当院では名誉院長の伊藤恵康が長年に渡って日本の肘関節外科のトップランカーとして診療を行って来ており、肘関節外科の実際(南江堂.2011年)にその多岐にわたる経験を書籍として出版しています。
日本全国より腫瘍・外傷・慢性疾患・神経疾患などで困っている患者様を御紹介いただいており、治療が難しいと思われる疾患に対する数多くの手術を行っております。
外傷 | 脱臼、骨折、肘関節不安定症、偽関節、上腕二頭筋遠位断裂、上腕三頭筋断裂 |
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慢性疾患 | 変形性肘関節症、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘) |
神経疾患 | 肘部管症候群、橈骨神経管症候群、前骨間神経麻痺、後骨間神経麻痺 |
小児 | 上腕骨顆上骨折、上腕骨遠位骨端線離開、上腕骨外顆骨折、sleeve fracture、上腕骨内側上顆骨折、Monteggia骨折、内反肘、外反肘 |
その他 | リウマチ |
各疾患により様々な手術法があり、その人により適した方法をカンファレンスで話し合い提案させていただいております。
変形により痛みと手をついて立ち上がることが困難となっていました。
人工肘関節を挿入することで除痛を図りました。
関節周囲に骨が増生してきており、それが原因となり痛みと可動域制限が出現。
原因となる骨を除去し、除痛と可動域改善を図ります。
骨折に対してプレート固定を行います。